鳥取といえば、サンドデューンズか。

山陰地方に12年も暮らしていながらはじめて(ようやく)鳥取砂丘に行ってきた。関東に住んでいる頃、島根に住んでいるのに「鳥取に住んでいるんだよね?」とよく誤解されたのだが、それは鳥取砂丘の知名度によるものではないかと思ったものだ。それほど鳥取砂丘は全国的なスポットである。国内には「中田島砂丘(静岡)」「庄内砂丘(山形)」「猿ヶ森砂丘(青森)」「吹上浜(鹿児島)」などの比較対象は存在する。しかし、多くの人にとって砂丘と聞いて思い浮かぶのはおそらく鳥取なのだろう。

海岸にあるだけに「巨大なビーチか?!」と言ってしまえばそれまでだが、砂地全体は東西約16km、南北約2kmに及ぶ。観光地として「鳥取砂丘」と呼ばれるのは、その中心部にある浜坂砂丘周辺のこと。さらに言えば「馬の背」だ。

1955年に国の天然記念物、1963年には山陰海岸国立公園に指定されている。ちなみに「Dunes(砂漠)」と道路上では標記されてはいるが、鳥取砂丘は砂漠ではない。というのも砂漠とは降水量が非常に少なく、乾燥によってできた地域であり、風によって運ばれた砂が堆積してできた地形は「砂丘」と呼ばれる。高温多湿の日本では「乾燥」「砂漠」などありえない。

鳥取は雨や雪も降るし、砂丘植物や昆虫も生息しているので、不毛な土地ではない。砂漠のそれとは違う。中国山地の岩石が長い年月をかけて風化し、細かな砂になり、雨水によって砂が千代川へ入り、日本海まで運ばれた。海へ出た砂が、沿岸流と波によって再び海岸へ打ち上げられ、日本海から吹く強い北西の季節風が、砂を内陸へと運び、積み上がった。

観光客も多いなと思っていたが、7:3くらいでインバウンドだった。

「馬の背」と呼ばれる高さのある砂丘を見ていると「アリ地獄」を彷彿とさせる。